納涼話をひとつ

 オリンピックには連日感動しっぱなしのコトブキです。
TVやネットとはいえ、リアルタイムで次々と競技の状況が飛び込んでくる。
これこそが自国開催ならではなんだな、今このときに東京で!と実感します。
スケボー女子、みんな☆.。.:*・゜キラキラ☆.。.:*・゜していて、
あの子たちには最高の夏休みの思い出だな~、
自分の子供のころの夏休みといえば…とぼんやり思い出してみると…


ド昭和の夏休み。お昼の時間帯のTV番組内で
「あなたの知らない世界」というコーナーがありました。
視聴者が恐怖体験や不思議な体験を投稿し、採用になると短い再現ドラマとして放送する
というコーナーでした。懐かしい!と共感して下さるかたも多いのではないでしょうか?
 
姉と一緒に、「今日も幽霊は緑色だったね!」とか言いながら、楽しみにしていました。
そのくせ、夜になるとドラマを思い出して、部屋の照明を消すのが
怖くなるんですけど…
幽霊って本当にいるのかな~、でも(コトブキの祖母は少し霊感があったらしいので)やっぱりいるのかな~と、考えながら、いつの間にかウトウトしていく。そんな夏休みでした。
スケボー女子たちとは比べ物になりませんね…

その数年後。「やっぱりいるんだな」と思わざるを得ない出来事がありました。


あるとき身内の葬儀があり、遠方ということもあり両親は数日残らねばならず、
コトブキと姉だけ先に飛行機で地元に帰りました。
姉は既に嫁いでいて、コトブキだけ実家に一人というのは防犯上良くないということで
姉の家に泊めてもらったんです。
その日の夜。
コトブキ一人で部屋を使わせてもらって布団で寝ていると、

「…キャッキャッ」「フフフッ、キャッキャッ」


ちょっと高い、幼い子供みたいな声、遊んでいて楽しそうな笑い声が聞こえるんですよ。
寝ぼけてる?いや聞こえるなマジで…おいおいおい…これってアレ?怖いやつ?
いや怖くはないな…?とグルグルと一瞬で考えていたその時

ポスポスポスポス!!!っと、
布団の上を、誰かが踏んで歩くんですよ。コトブキの周りをポスポスポスっと。
キャッキャキャッキャ、ポスポスポス、キャッキャキャッキャ、ポスポスポス
キャッキャキャッキャ、ポスポスポス、キャッキャキャッキャ、ポスポスポス
キャッキャキャッキャ、ポスポスポス、キャッキャキャッキャ、ポスポスポス


「あーーーーーうるさいなーーー疲れてるから静かにしてくれんかな?!」


大きな声で言ってしまいました。
コトブキは疲れていた。
不慣れな飛行機と新幹線での長距離移動、超久しぶりに顔を合わせる親戚、ましてや葬儀。
疲れすぎていた上、や~っと寝付いたあたりで
ポスポスポス、キャッキャされてもね!
怖い以前に、腹が立ちまして…つい大声を上げてしまいました。
そしたら、

ピタっ

と、静かになりました…
そして、ありがたいことに、それから朝までぐっすり眠れました。
これが(幽霊だったかどうかは不明ですけど)何か「そういうもの」は存在するんだな、と
実感した出来事です。葬儀の後だったので何かついてきちゃったのか?
でも大声出されてびっくりしたかな(^^;)

これを先生に話したときは「めっちゃこわい!!」と言われてしまいました。
先生はこの手の話はどんな内容でも苦手らしいですよ。弱点が一つ判明しましたね☆


今回は「夏休みだよ☆コトブキの納涼思い出話」でした!