奇跡のテーマパーク、大鹿村(3)弘法大師のイリュージョン、逆さ銀杏


給湯室へようこそ、コトブキです。
9月に入りましたね。まだ蒸し暑く感じますが、夜は秋の虫の声も聞こえてきました。
温暖化をどうにか食い止めて、虫の声が無くならないようにしたいものです。

さてさて【 いろんなところに行きましたシリーズ 】奇跡のテーマパーク大鹿村!

  過去記事はこちら…
      (1)「大鹿村の七不思議」とはなんぞや
      (2)夜泣き松のお話~菩薩様のおすすめアロマ?!~


今回は、第三回:大鹿村の七不思議のひとつ「逆さ銀杏」を見に行ったお話。

樹齢は約900年!ちょっと一見、銀杏の木には見えないですよね…。


この画像、よくあるような、木の下から真上を見上げて撮ったものではなく、
普通に横から、ちょっとだけ上を見上げるくらいの感じで撮ってます。
わかりにくくて申し訳ないのですが、画像の右側が銀杏の木の幹で、
左上に向かい、大きく横方向にも枝が伸びています。
そして特筆すべきは、ところどころ下垂していること。枝とは違うし、気根でもなさそう。「この樹皮を煎じて飲むとお乳の出が良くなる」と言われているそうですが、
七不思議の内容は、この木がなぜここにあるのか、についてです。


逆さ銀杏(いちょう)
弘法大師が行脚の途中でこのあたりのお堂で一休みした際に、
杖として持っていたイチョウの枝を地面に刺しておきました。
そのまま読経に励み、さてと思い杖を抜こうとするも、どうしても抜けません。
では、とそのまま次の地へ行脚を続けました。やがてイチョウの杖はこの地に根付き、
いくつも房を伸ばす「逆さ銀杏」となりました。


出ました弘法大師伝説。「ここもか~ぃ」と声が出てしまいます。
長い道中を共にした枝が、大師の代わりにここを守るよ、と
根を下ろすことを選んだのかもしれません。
しかし、「杖が根付いた」という銀杏は各地にあり、例えば山梨県の上沢寺の場合は、
日蓮上人が、自分の身代わりになって死んだ犬を供養するために銀杏の杖を立てて…
というお話です。

「煎じて飲むとお乳の出が良くなる」という話も各地共通しています。
…ここでコトブキの悪いクセが発動です。
「イチョウ葉エキスとかは聞いたことあるけど、樹皮に効能はあるのか?」さあ検索。

樹皮や根にはホルモン作用があり乳腺の発達も
との情報を得ましたが、それを謳う薬やサプリは見かけない気もします。
情報量が少なすぎるので「効能アリ」と明言はできませんが、
アリだとしたら、昔の人の知恵、ということでしょうか。
コトブキとしては、ホルモン分泌が良くなる→肌ツヤが良くなる→シミしわ改善
という流れに期待します。誰か!早く研究開発して!

はっ、取り乱しました。
ちなみに下垂しているのは気根でも枝でもなく、
「場合によってどちらにもなれる部分かも」ということで、古木に多いそうです。
古木 = 体力が落ちる → 根が弱りつつあるなら根に、枝が幹が弱りつつあるなら枝になるために伸びている という方式なのでしょうか?
根になると判断したとき、それは自らを支える杖になるわけですね。
はるかむかし、弘法大師のお供の杖だったころを思い出したりして。


今回も一部暴走気味で申し訳ありません。
こんな感じで秋元先生からは一応OK頂いてますので、気を付けつつ続けます。
奇跡のテーマパーク、大鹿村

次回は…(4)大池 借りたものは返しましょう  のお話。お楽しみに♪


★コトブキ★