ようこそ給湯室へ!コトブキです。
お久しぶりの「いろんなところへ行きました」シリーズは
会津栄螺堂のお話、第二話は飯盛山の入口から。
(第一話はこちら♪)
世界唯一 の文字が誇らしい!
『 会津栄螺堂(円通三匝堂)』は、福島県会津若松市の飯盛山にあります。
飯盛山といえば、鶴ヶ城を望む山。白虎隊自刃の地で、十九士のお墓や
様々な時代の史跡があることでも知られています。
山の入口からは階段が山頂まで続きますが、
「階段?最近ヒザが弱くてねぇ…」😵
そんなあなたとコトブキに朗報!!
飯盛山には、数百円程度で利用できるスロープコンベア、
その名も「飯盛山 動く坂道」という文明の利器があります!!
コトブキは小学生のとき片道40分かけて歩いて登校していたので、
「学校まで道が動いてくれたらな~😗」と毎日思ってました。
大人になってから、空港の「動く歩道」は使ったことありますよ。
テンション上がりました。でも平坦だし景色がほぼ変わらない。
飯盛山は、「栄螺堂に行くこと」のみならず、「景色が楽しめる動く歩道に乗る」
というコトブキの夢が、図らずも2つ叶ってしまうという、まさに奇跡の場所…!!
ぜひとも動画や画像でお伝えしたいのですが、撮ったはずの自前の画像が
どうしても見つからず残念!
気になるかたは、「飯盛山 スロープコンベア」などで検索してみて下さい。
動く坂道を楽しんだ後、少し階段を上ると…
そこには本物の栄螺堂がすっくと立っていました。
コトブキがいつか見た漫画のものと同じような造り。
柱や屋根のラインが垂直・平行・斜めとあらゆる方向に走っているせいか、
いかにも捻じれているように見える、不思議なお姿…。
さあ!400円ほどお納めして、いよいよ憧れの栄螺堂内部へ潜入!!
おぉ~…!!!✨これが、螺旋の回廊…
滑り止めなのでしょう。板の上に桟(というのでしょうか)が並びます。
階段ではありません。
約220年前の世界へのタイムトンネルの中を進んでいくかのように、
木材のきしみや靴音を聞きながら、回廊を一歩一歩上っていきます。
当時、ここには正宗寺というお寺があり、ご住職がこの構造を考案したそうです。
塔の中心を通る部分(画像では金網の部分)に、仏像が一体ずつ安置されていて、
「栄螺堂だけで西国三十三観音様のお参りができちゃう!」
というものだったそう。
時代の流れでいろいろあり、現在は仏像ではなく
"皇朝二十四孝”(会津藩で使用されていた道徳の本)の絵柄が飾られています。
おかげで、ゆっくり一歩ずつ堪能できるわけだけど。
…そもそも、山頂近くのそれほど広くない立地に
「西国三十三観音をぜ~んぶ祀るお堂を建てるぞ!」となると
階段にすると結果として高層建築になりそう?
江戸時代に、狭い土地で大人数が入っても耐えられる高層のお堂を建てるのは難しかったかも?段もきつくなってお参りどころじゃなくなりそうだし、途中で誰かが立ち止まったりしたら危ないし。
限られた空間ならゆるいスロープにすれば距離を生み出せるから、そのぶんたくさん観音像を祀れるし、ゆっくり移動できて、後ろから来る人や足元をあまり気にせずに、お参りに集中できるかも。
妄想枠の幅が広くなってきたところで、続く★
第三話では、二重螺旋建築についてもう少し探求しようと思います。
ありがとうございます
★コトブキ★